松本晋一のブログ 

松本晋一のワークショップの告知などをしています。

2010年05月

 ゲッ、今日で5月が終わりますよ!今の気分は海に漂っているサーファーです。自分の後ろから大きな波が近づいてきていて、なんとかその波にうまくのって進んでいこうとワクワクドキドキしているって感じです。
 昨日はまずTRBの初級クラスでした。このクラスに来て下さっている生徒さんたちってなんかいいんですよ!というのは、たぶんタップがおもしろくなってきた頃じゃないかと思うんです。基礎的な事はわかってきていて、かといってクラスでまだいろんな発見ができる時期なんですねえ。そういう人たちとクラスを共にしていて、「もっとこうやって!」と要求すると、一瞬にしてガラッと変わる時があったりして、もうそれは指導する立場からすると快感です。いや、あれはもう快楽と言っていいかもしれません。でも毎回そううまくいかないところが、またおもしろいところですけど。中級クラスはまた別のおもしろさがあります。もう自分の振付に慣れているメンバーなので、遠慮なしに自由に振付ができますからね。これもある主の快感です。
 昨日はジュニアのタップ作品のリハーサルがありました。発表会前だから厳しいのなんのって!鬼の松本になっています。リハーサル中はこっちも必死なので気づきませんでしたが、あとで撮影したビデオをチェックしていたら、歯をくいしばり、真剣に振りと戦っている顔を見たら、なんかまた情が湧いてきちゃいました。
 6月は香港に行く前にやる事全部やっていかなきゃいけない怒涛の一カ月です。毎日眉間にしわがよっている顔しているかもしれませんが、みなさんはそんな僕を無視して穏やかな日常をお過ごしください。

 「かかってこ~い!」と勇んだ割には今日の振付終われませんでした。(スミマセン) ミュージカルフレンズのショーの振付でしたが、いや~楽しかったです。タップの作品ですがショーナンバーなのでシアター振りが入るんです。これが気持ちいいんですねえ。(って僕が気持ちよくてどうする.....)みんなもイメージ通りに動いてくれるので嬉しいです。今日残りの動きを全部付けるつもりでしたが、どうしても一か所決められないところがあり、適当に付けちゃうのが嫌だったので、そこだけ残してしまいました。衣装サンプルもステキだったので、これで作品全体のメドがつきました。今日一番嬉しかった事です。
 最近いろんな人が自分の振りを踊ってくれる事がすごくありがたく感じることがあります。この間のナショナルタップデイのオープニングの振付をさせてもらった時もすごく実感しました。毎日のクラスでも生徒さんたちが僕の振りを一生懸命に覚えてくれますし、今日のミュージカルフレンズのメンバーや、ハンドクラップ、そしてリズム劇場のメンバーも僕の振りを踊ってくれます。多くの人の目に触れて、多くの人に踊ってもらって、その気持ちよさや醍醐味を身体で感じてもらう、それがダンスなんだと思う今日この頃でした。

 昨日のリハで、ハンドクラップの生徒作品の振付が仕上がりました。これから踊り混んでいかなきゃなので、もちろんまだ完成ではありませんが、振りを作る作業が済むと、とりあえずホッとします。今日も現在取り組んでいる別の振付を仕上げる予定。着実に一個ずつコツコツと作っていきます。これから取りかかる作品もあるのでなんか気が張ってます。
 今沢山の振付を抱えていてプレッシャーもあるのですが、でも以前のようにただ苦しいだけじゃない自分がいます。たぶん自分の中で仕事意識が以前より強くなってきたのだと思うんです。前はタップダンスはどこか自分のライフワークであって、自分の趣味に合わなかったり、納得いかない事は絶対にやりたくなかったんですね。(根本的にはそれは今も変わってはいないのですが) でも最近は仕事としてこなしていくおもしろさとか達成感もわかってきた気がします。以前はもっとアーテイスト気どりだったところがあると思います。「アイディアが浮かばないから、はやくしてくれと言われても無理だよ」的な考え方でした。仕事として意識をすると、「何日までにやらなければならないから、この日までに決断しなければならない」という状況があって、あいかわらず悩むのですが、でも決断する事も多少できるようになったんですね。悪く言えば妥協なのかもしれませんが、でも妥協しないで悩んだあげく出た結果がかならずしも良いとは限らないんですね。スパッと判断した結果が良かったりもします。リズム劇場などは計算ができる穴田がフォローしてくれるので、「わあ、じゃこの日までにこれをやっておかないとダメだ」みたいに予定が見えるようにしてくれるので助かります。7月に香港で仕事があるので、その前までにやることが一杯です。それをテキパキこなしていきますよ!これがオフィスならスーツ着ている僕がいて、周りの女子社員が「松本さん、仕事している姿がステキね」なんて言われるのはずなんですけど。まっとにかく「男ざかり、仕事ざかり」というキャッチフレーズを頭に掲げて頑張ります。
 

 なんでもYOUTUBEで検索すると出てきたりするからすごいです。先日、八神純子のヒットシングル「水色の雨」のB面の曲が好きだったと書きましたが、検索したら誰かが投稿していました。それもイメージ画像までついて。「目覚めたときに」という、昔の恋人とのすごした時間を振り返る女心を歌った曲なのですが、今あらためて聞いてもいい曲だと思いました。サックスがなんとなく都会的な雰囲気でステキです。なんたってまだ自分が高校生の頃ですからねえ。目覚めた時に横に恋人がいるという状況設定が、当時親元で生活している思春期の少年には刺激的だったわけですよ。あまり物がゴテゴテ置いていないフローリングの部屋に白いシーツのベッドがあって、そこで同棲しているような光景が浮かびますよね。今思うと、もしかしたらこの曲が、自分が初めて歌を聞いて頭の中にイメージを浮かべた曲かもしれません。歌謡曲を愛しているタレントの半田健人氏が、昔の歌謡曲には聞き手に好きなように想像させる部分があったと言っていました。今の曲はもっと具体的で個人的なんだそうです。それは映画とブログぐらいちがうと言っていました。ちょっと「なるほど!」と思ってしまいました。

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 今日は天気が悪いですが、これからスタジオにこもるので、個人的にはあきらめがついていいです。今自分が担当している振付が3本、これから始まるのが2本、リズム劇場の下準備の振付も始めたので、合計6本が頭の中で進行中。でもね、これぐらいこなせるようにならないとダメです。まわりの仲間はそれぐらい普通にやっていますから。今日もリズム劇場の振りを考えます。7月日本にいないので、今のうちにみんながやることを作っておかなきゃなんですね。
 ナショナルも終わって、リハーサルで踊りこむ事もなくなったのでと安心していたら、昨日体重測定をしたらまた下がっていました。たぶん振りを作っている時ってすごいエネルギーを使っているのだと思います。頭も体もフル活動ですから。体重が減ったのはそのせいですよ、きっと。筋量を増やそうとしている自分には体重が落ちることはマイナスなんです。むしろ増やさなきゃダメなんですね。こりゃ食事もしっかり食べないとますます落ちてしまうので、今日はスタジオへ行く前に自家製サラダ(ツナ缶一個まるまるトッピング)と大盛パスタ(ミートソースは母のお手製)を平らげました。さっこれでチャージOK。夜のクラスまで燃えていきます。

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