松本晋一のブログ 

松本晋一のワークショップの告知などをしています。

2013年01月

 サンフランシスコでの最後の夜を過ごしています。夕飯は豚肉の味噌漬けを作ってます。芽キャベツのおひたしも作りました!料理も休暇中の楽しみの一つです。今回はおでん、カレーライス、冷やし中華を作りました。おでんは出汁からちゃんと作ります。カレーライスも初めて市販のルーを使わずに作ってみました。市販のはトランス脂肪酸が多いのであまりいい食品じゃないんですね。初めてだったので味は今いちでしたが、自分で作れる事はわかりました。あと冷やし中華のタレも自分で作りました。これはけっこう美味しくできましたよ。
 
 渡米中は睡眠の質が良くなります。夜10時頃には自然に眠くなり、朝6時頃には目が覚めます。いつもはクラスが終わって家に帰るのが11時半過ぎ。そこからお風呂に入ったりのんびりしていると夜中の3時。そして朝8起きというパターンですからね。ホントに健康的な生活をしておりました。
 
 僕はアメリカにはタップシューズを持っていきません。完全に「仕事」から離れたいので。(といっても帰ってからの事を考えなきゃなので完全には無理ですが) ただカラダを動かさないと調子が悪くなるのでジムには通っていました。いつも行っていたGOLD'S GYMは「Fitness SF」という名前に変わっていましたが、施設自体はまったく同じでした。アメリカはダンベルの重さがポンドなので重さの変換表を手にしながら選んでました。でもさすがに美味しいモノが沢山なのでかなり太ったと思います。渡米前57キロだったからたぶん60キロに戻ってるでしょうね。
 
 TRBタップダンススタジオ、HAND-CLAP DANCE GYM, WANNA DANCE STUDIOのオーナーの皆様、そして生徒の皆様のおかげで贅沢な時間を過ごさせていただき本当に感謝いたします。プライベートな理由もあり、この長期渡米は僕にとって欠かせない時間なのです。2月2日よりまた通常通りクラスをおこないます。正直今はこのまま日本が沈没して帰国できなくならないかと願っていますが、いったん帰ればまた気持ちは元に戻りますので、クラスでお会いできる事を楽しみにしてます。
 
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 サンフランシスコにかれこれ25年ぐらい行き来してるので私物が沢山置いてあります。レコードもその一つ。全部自分のではありませんが何百枚と置きっぱなし。一時期レコードコレクションに夢中になっている時期がありました。大学生の頃は中古レコード屋でアルバイトをしていたぐらいですから。今から20年ぐらい前は輸入盤のジャズやボーカルのレコードがすごい高値で売られていて、その頃渡米先の中古レコード屋に行くとウソみたいに安くて、コレクターには天国のようでした。今はコレクション熱は冷めてますけど、さすがに処分するのはイヤなんですね。今度のリズムボーイズで使いたい音源もこの棚から見つかりました。
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 MGMミュージカルのサントラ盤も気がつけばこんなに持ってた。これらは10インチ盤です。普通のLPは12インチ盤。今どきの子はDJでもなければサイズの感覚ないでしょうね。A面、B面と言ってもピンとこないだろうしね。

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 映画や舞台以外で渡米の楽しみにワイナリーに行く事があります。自分はお酒が飲める方じゃないのですが、ワイナリーを訪れるのは大好きです。サンフランシスコから車で3~40分も行けば、なだらかな山にブドウ畑が広がる光景を見る事ができます。そしてワインテイスティングをします。4~5種類のワインを味見できるんですね。美味しいワインはすんなりと飲めるので僕でも良さはわかります。今回の渡米では2か所訪れることができました。これも日本ではちょっと味わえない醍醐味です。
 この画像はThomas Coyne ワイナリーです。1800年代に作られた建物でテイスティングしました。その建物の前は広大なブドウ畑。ここは北海道か!って感じでした。
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テイスティングの後なので顔がちょっと赤いです。

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 こちらはMatanzas Creek ワイナリーでのワインテイスティング。30ドルでしたが5種類のワインと、それぞれの種類に合うチーズとの組み合わせが最高でした。こんなにワインとチーズを楽しめたのは生まれて初めて。大感激しました。
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完全に酔っぱらってます。

僕の渡米生活もあと数日を残すまでになりました。いつもは2月に渡米させてもらってましたが、今年は忙しくなる前にしようと1月にしたら、かえって仕事のメドが立たないまま旅立つ事になり、結局ずっと頭にその事が引っかかったままで精神的には全然リフレッシュできなかったというのが正直なところですが、それでも色々日本じゃ体験できない事を楽しむことができました。印象的だった出来事をちょっとだけまとめてご報告しますね。

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 スタンフォードシアターで1936年の「ショーボート」を観ました!1951年のMGMのカラーバージョンはよく知ってますが、36年版はビデオでも観たことがなかった。舞台のオリジナルキャストも数人出ているので、こちらのが初演の雰囲気に近かったと思う。古い映画館でミュージカル映画を堪能するのは渡米の楽しみの一つです。
 
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ロビーに公開当時のポスターが! 欲しい...
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これはネットでの拾い画像ですが、映画上映中はこんな雰囲気です。

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 サンフランシスコからベイブリッジを渡った対岸にパラマウントシアターという古い劇場があり、そこで「雨に唄えば」も観れました。何度も観た作品ですが、やはり古い劇場の大きなスクリーンで観ると迫力が違います。何といっても観客のリアクションがあると何倍も楽しめます。ミュージカルナンバーが終わるごとにみんな拍手喝さい!2000人以上の人が観に来ていました。
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 1920年代頃に作られた映画館は「Movie Palace」と呼ばれ、大きくて豪華な内装の劇場が沢山作られたんですね。なんたって当時は映画が娯楽の王様でしたから。1970年代頃にその多くが取り壊されたりしたのですが、その後保存運動も盛んになり、サンフランシスコ近辺でもいくつかの劇場が残っています。
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 開演前のパイプオルガンの演奏も古い劇場の魅力です。自分がよく東京リズム劇場の客入れ音楽にパイプオルガンのCDを使うのも、こういう劇場での体験からだと思います。
 

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 サンフランシスコはニューヨークのように舞台が沢山観れる場所ではありませんが、今回は「ANYTHING GOES」が観れました。ツアーカンパニーなのでサットン・フォスターやジョエル・グレーがいませんが、コール・ポーターの名曲がちりばめられた作品なのでそれなりに楽しめました。ただ作品自体はドタバタ喜劇なので時代遅れの感はありましたけど。今回はバルコニーの最前列だったので、オーケストラボックスを見降ろせて、あの典型的なブロードウェイミュージカルのサウンドがどういう編成で奏でられているのかが視覚的に観察できて勉強になりました。

 2月4日、11日のTRBタップダンススタジオ、松本振付クラスは、昨年の暮れにやった「ロシュフォールメドレー」の2番目の箇所をやる予定です。アップテンポで始まった後、今度はゆっくりした三拍子になります。ステップはさほど込み入ってませんが、ここでも大きな移動を伴うので、なめらかに踊るのがポイントになってきます。
 参考資料は照明が暗いのでわかりずらいと思いますが、いちおうこんな雰囲気だという事を受け取ってください。

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