
2016年は自分にとって大きな転機の年になりました!タップダンスで生活が成り立たなくなってきて根本的に生活を見直す必要が出てきた時に、アメリカにいるパートナーと一緒にいる時間をもっと増やしたいという気持ちが強くなり、各スタジオで持たせてもらっていたレギュラークラスを5月一杯で辞めたことがまず大きな出来事になりました。25年近くやってきた生活パターンを変えるのは怖かったですけど、一年間で2ヶ月ぐらいしか一緒に居れない生活パターンを続けるのはもう耐えられなくなりました。おかげで今年は5ヶ月間一緒にいられました。仕事が日本ベースなのと親の介護問題も出てくるので難しいですが、もっと一緒にいる時間を増やしていきたいと思っています。

そして今年のメインイベントはなんといっても「ロープウエイ探訪」という本の出版に携われた事です。1月22日にフィグインクの渡辺さんからロープウェイのホームページのコメント欄に出版の企画の連絡を頂いたのが始まりで、ロープウェイの本なんて売れるわけがないから企画が通らないだろうと思っていたら2月29日に企画が通ったという連絡がありビックリしました。7月7日に発売になり、各雑誌の取材やラジオ番組出演、そして書泉で出版記念のトークショーという、自分の人生で想像もしてなかった経験もできました。世の中はネット社会ではありますが、やはり本というのは形として残るので嬉しいです。多くの図書館に所蔵されたので、これから先も誰かがロープウェイに興味を示すきっかけにもなるでしょう。
唯一、自分を信頼して長い間クラスに通ってくださった生徒さんの皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことが申し訳なく思っております。クラスというのはただ単にダンスを教える事ではなく、実は心の交流の場所だったんですね。なので日本にいる時は不定期ですが、できるだけ臨時クラスをやれたらと思っております。
2017年もこんな自分と人生の一部を共有してくださいます様に、どうぞよろしくお願いします。
松本晋一