松本晋一のブログ 

松本晋一のワークショップの告知などをしています。

2021年06月

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サンフランシスコから帰る前にもう一度行きたかったCALIFORNIA ACADEMY OF SCIENCESに行ってきました。Davidと一度訪れた事があります。その時の記念写真をみたら2012年6月11日と書いてあり、そんな前だったのかとビックリ。二人で見て回った場所が思い出されてなんか涙が出て来て、周りのお客さんはなんでこの人はカエルや魚を見て泣いてるんだろうと思われたかもしれない。
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いよいよDavidと集めたレコードコレクションを崩し始めました。(遅いよ...)実際のところ、普段聴いていたのは半分もなかったので、日本に全部持って帰ったところで、結局聴かない気がするので、これを機に整理するのもわるくないと思います。でもこれが難儀でして、内容は好きじゃないけどジャケットカバーがいいやつとか、ホントに判断に困ります。






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サンフランシスコで生活もあと1週間を過ぎました。Davidと過ごしたこの家ともお別れになります。家の家具などを処分しなきゃならないので、今はその準備に追われ始めています。昨日はavidが長年人工透析を受けていたUCSFのDialysis Centerに行き、Davidの世話をしてくれていた人たちに挨拶をしてきた。月、火、木、土と週4回、Davidと一緒に家を出て、自分は1時間ほどジムで筋トレして、その後バスでこの透析場所に向かい、Davidの大好きなクロワッサンとスタバのアイスコーヒーを買って持って行き、残りの2時間弱を横に座って過ごし、一緒に帰宅するのが日常であった。なので、ここでも多くの時間を過ごしたので、思い出がいっぱいあり、みんなも僕の事を知っているので、他の患者さんたちには失礼かもしれないが、とても居心地のいい場所でもあった。Davidが冗談を言いながら、みんなと会話をする様子を見てきた。Davidにとってここが人とのコミュニケーションの場でもあったのです。最後、1年弱だけ使用した車椅子と、Davidの不要になった洋服も寄付させてもらいました。透析している人には生活苦の人も多いらしいので、助かるとの事。ここで働いている人たちの事はずっと忘れませんよ。


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Davidのお姉さんのAlineが心配して、たまにフェイスブックのビデオチャットで会っています。以前、よくDavidがお姉さんと2時間ぐらいチャットしていて「もうAlineは近所の猫が病気をしたとか、どうでもいいことを延々しゃべってるんだよ」って呆れながら言っていました。今度は僕がそのお姉さんのお相手をする役目を授かりました。(笑)でも自分を家族として受け入れてくれていて、彼女と話していると心が安らぎます。

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まったく運動しない生活なので、サンフランシスコに到着してからジムにも行き始めていますが、なんかあまり筋トレする気持ちになれないですね。と言っても身体を動かすと気持ちがいいですよ。



Davidと僕はふたりとも音楽が大好きなので、以前はよくレコード集めをしていました。キャピタルレコードのカバーデザインに惹かれて、音楽よりもジャケット優先で買い集めたりしていました。本当は1400枚あるLPレコードを日本に持ち帰りたいのですが、さすがに送料が凄いことになるし、実際に聞くのは限られているので、好きなレコードだけ選択して、あとは処分することにしました。その前に、2人のコレクションを記録しておこうと、数日前からビデオ撮影を始めました。これが意外と大変でした。こんなものに興味があるのは、僕のお友達一人ぐらいかもしれませんが、とりあえず、こちらにリンクを貼っておきますので、ご興味がある方はどうぞご覧ください。

● CAPITOLレーベル アーティスト別


● CAPITOLレーベル ABC順


● CAPITOL ハワイアン


● CAPITOL 世界各国の音楽


● CAPITOL 10インチ盤


● MGMレコード 10インチ盤


● Deccaレコード 10インチ盤


● Victor 10インチ盤


● コロンビア 10インチ盤


● コロンビアレコード


● ジャズ関連LP


●HIFIレコード / Grand Awardレコード


● 特殊な内容のレコード


●ポップスインストルメンタル


●ポップヴォーカル


●キャピタル以外のハワイアン

●サウンドトラック盤


●オリジナルキャストアルバム


●コロンビアHouse Partyシリーズ


●その他の10インチ盤


●棚にあったシングル盤


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デービッドの家を引き払うので、持って帰りたい物を選んでいますが、その一つに大量のレコードがあります。全部で1400枚ぐらいかな?Davidと僕はキャピタルレコードのデザインが大好きで、それ目的で二人で集めたりしていました。ヴォーカル、ジャズ、サウンドトラック、ラウンジミュージックと、いろんなジャンルのレコードがあります。音楽を聴くだけが目的なら、レコードやCDを所有しなくても、ネットでたいがいの音楽は聞けますが、一枚づつ買った時の思い出なんかもなり、なかなかいさぎよく全部処分するのが難しくて悩みます。P1380954

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こちらはメモリアルデーというホリデーで、月曜の今日が連休の最後で、サンフランシスコは最高の晴天だったので、昨日、ジムの帰りに通った家の近くの公園はすごい人でした。こちらはワクチン接種がかなり進んでいるので、かなり緩和されてきました。
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サンフランシスコは坂の街としても有名ですが、Davidの家は丘の上の方にあるので、歩いて帰るには坂を上る必要があります。晩年あまり歩けなくなっていた彼には不都合な場所でしたが、普通に歩けるならいい運動になるところです。この画像の坂は、たぶんサンフランシスコでも1,2位を争うぐらいの急勾配です。
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坂がどれぐらいきついかわかるでしょう。たぶんご覧になっているスマホ?で僕の身体と後ろの家が垂直になる角度にするとよくわかると思います。
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ジムから帰宅して、アイスティーをいれて、レコードを聴きながら、ふと壁に目をやると、Davidと撮った写真のフレームに光が差し込んでいるじゃないですか。カーテンからの漏れ明かりだと思うのですが、この偶然の演出におもわず息が止まっちゃいましたよ。すぐに写真を撮りました。もちろん日差しの明かりなので、すぐにどんどんずれていきましたけど。このわずかなタイミングに気づいたのも不思議です。Facebookにもアップしたら、みんなDavidが来てるんじゃないかと言うのですが、そういうのを信じない自分でも、なんかそんな気持ちにさせられる出来事でした。



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