
3月いっぱいで富田カオリがTRBタップダンススタジオを辞めました。自分はどれほど彼女に世話になったことでしょう。リズムボーイズの衣装の事は全部把握していて、スラックスの裾上げ、早替えの細工から舞台での早替えの手伝いも彼女の仕事でした。東京リズム劇場の小道具作りや雑用もやっていました。自分がスタジオで終電まで舞台セットを作っている横にはいつも富カオが衣装縫いなどをしていました。ナショナルタップデイでは製作サイドで大忙しでしたね。出演者との伝達係として、みなさんとも親しく接していたことだと思います。舞台が大好きで、発表会ではいつも熱のこもった振付作品を出していました。それが終わると彼女は必ず自分にも感想を聞いてきました。彼女はけしてイエスマンではありませんでした。ちゃんと上の人間に対しても自分の意見を言える人でした。舞台の上だけじゃなくて、裏の仕事もその人のセンスが出ます。スタジオがらみの舞台の仕事をあれだけこなせたのは彼女の才能だと思います。あまり評価されてませんが、きっと彼女がいなくなった後に気づくことが多いのではと思います。でも何かの終わりは何かの始まりですから、良い事だと思っております。富カオ、人生これからが楽しいぞ!!!