昨日の２月２６日に誕生日を迎えました。蔵王の冬季準社員の契約期間が１２月１６日から３月いっぱいなので、ここ数年は誕生日をここで迎えることになっています。仕事なので楽しいばかりじゃないですが、大好きなロープウェイに携わって年を重ねるのもいいものです。特別大騒ぎするわけでもなく、自分以外の世界は普通に日常を送っている。そんなもんでいいんですね。

でも僕の誕生日を祝うために東京からわざわざ親友の川村隆英氏が遊びに来てくれました。天気は雪と強風で山頂線の方が運休になってしまい、まともに樹氷を見てもらうことはできませんでしたが、とりあえず自分が働く山麓線は動いていたので、仕事ぶりを見届けてもらえました。

前日の２５日は晴天で最高の天気だったのに。仕事をしていても、やっぱり天気がいいと気分がよく、お客さんのテンションも上がるので、車掌をしていて誇らし気になります。

だいぶ日が伸びたので、最終便まじかになると夕日が差し込みます。今日も無事に一日を終えられたと感じる一時です。

蔵王ロープウェイの冬季準社員に来る人たちの多くは地元で農家をやっている人がすごく多いのです。畑仕事ができない冬に働くのに都合がいいんですね。自分のように東京から来る人はほとんどいません。そんなわけで、先日、ある従業員さんの畑で取れた無農薬のかぼちゃを頂きました。

さっそく煮てみましたが、ホクホクで美味しかったです。他にもさつまいもも頂きました。


毎晩寒いので、朝ホームに行くと、搬器の窓に霜が付いているんです。試運転前にプラスチック版でこの霜をゴシゴシ削るのが日課になっています。

お客さんはロープウェイからの景色を楽しみにしているので、霜が付いていると写真が撮れませんからね。お客さんが乗ると、その熱で車内の窓がすぐ曇り凍り付くので、下り便で空になった時、山麓駅に到着するまでまたゴシゴシ削って、次のお客さんの為の準備をします。

今日は木曜日でお休みだったので、共同浴場の温泉に入りに行きました。週に一度の楽しみです。その帰りに、いつも自分が乗っているロープウェイが見えました。あんなちっぽけなところに乗って、一日２０往復もしているんだなあ。